データベースについて
XMAPPにはMySQLというデータベースが含まれています。
まずは、MySQLのデータベースがどのようにデータを格納しているかを説明します。
データベースは複数の要素をテーブルと言う単位でひとまとめにして管理しています。
フィールドというのが実際にデータ1つ1つが登録されている場所です。
データベースの構造
MySQLデータベースサーバ
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+-データベース
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+テーブル
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| +-フィールド
| +-フィールド
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+テーブル
|
+-フィールド
+-フィールド
抽象的すぎて分かりづらいので、ブログのデータを保存しているデータベースを例に同じような図にすると下のような感じです。
データの種類ごとにテーブルがあり、テーブル内のフィールドにデータが保存されているのがわかると思います。
ブログデータベース
データベースサーバ
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+-ブログデータベース
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+ブログ記事テーブル
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| +-記事タイトルフィールド
| +-記事内容フィールド
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+ブログコメントテーブル
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+-コメント投稿者名フィールド
+-コメント内容フィールド
今回は、下のようなデータベースからメッセージを取り出して表示するだけの単純なプログラムを作ってみます。
今回作るプログラム用のデータベース
MySQLサーバ
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+-データベース
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+メッセージテーブル
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+-項目番号フィールド
+-表示メッセージフィールド
まずは表示するためのメッセージデータを、データベースに登録しなくてはいけないので、MySQLの管理ツールを使って、表示するメッセージが登録されたデータベースを作ります。
0.管理ツールを起動
XAMPP管理パネルを起動し、Apache(Webサーバ)とMySQL(データベース)をスタートさせておきます。
2つともスタートに成功し、「Running」という表示が出たら、MySqlの項目のAdminボタンを押して、MySQLの管理ツールを起動します。
1.データベースとユーザを作成
管理ツールはWebベースなので、ブラウザ上で管理ツールのトップメニューが表示されます。
ここでメニューの一番上にある「特権」というタブをクリックします。
ユーザ名、ホスト(localhost)、パスワードを入力します。
phpプログラム用のデータベースなので、php_dbというユーザ名にしました。
データベースが自動的に作成されるように、「ユーザ専用のデータベースを作成」の項目から「同名のデータベースを作成して全ての権限を与える」を選択しておきます。
全て入力したら実行ボタンを押します。
これでユーザが作成され、作成したユーザ専用のデータベースも同時に作成されました。
2.テーブルを作成
画面左にデータベースの一覧が表示されているので、今作ったばかりのphp_dbをクリックします。
「データベースにphp_dbに新しいテーブルを作成する」という欄に、テーブル名とフィールドの数を入力します。
- 名前は、表示するメッセージのテーブルなのでmessages
- フィールド数は、項目番号とメッセージを入力するために2つ
次にmessagesテーブルの各フィールドを設定します。
1つ目のフィールドは項目番号です。
フィールド
フィールドの名前を入力します。項目番号はidという名前にしました。
種別
数値・文字など、フィールドのデータ種別を設定します。項目番号は数値なのでINTを選択。
インデックス
PRIMARYを選択します。
PRIMARYを選択すると、同じ番号を重複して登録することが出来なくなるので、
一意な項目番号を登録するフィールドに設定すると便利です。
AUTO_INCREMENT
ここにチェックを入れると、データ追加時に自動的に重複しない番号が設定されます。
項目番号が勝手に振られると楽なので、ここにチェックを入れます。
コメント
フィールド説明をメモしておけます。
後で見たときにわかりやすいように「項目番号」と入力しました。
2つ目のフィールドは表示するメッセージです。
フィールド
メッセージはmessageというフィールド名にしました。
種別
メッセージは文字列なので、TEXTを選択。
コメント
「メッセージ」と入力しました。
文字コードはUTF-8を指定しておきます。
全ての設定を入力して保存ボタンを押すとテーブルが作成されます。
3.テーブルにデータを入れる
管理ツールの一番上のほうにある挿入というタブをクリックします。
messageの入力欄に、PHPプログラムで表示したいメッセージを入力し実行ボタンをクリックします。
画面上の表示タブをクリックし、テーブルにメッセージを無事に登録できたか確認します。
うまく登録できていれば、下のようにメッセージが登録され、項目番号も自動で付けられていることが表で確認できます。
以上で表示するためのメッセージをデータベースに書きこむことができました。
これでやっと、登録したデータを表示するプログラムを作ることができます。
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